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【感想】チェアリング部がつくる大学生5人の青春物語『ロールキャベツ』【森沢明夫】【小説】

こんにちは、毎週都内各地でチェアリングをしている『チェア活!』の編集長です。

 

チェアリングとは簡単に言えば、「折りたたみ椅子を置いて、身近な自然を楽しむこと」です。詳しくは👇をご覧ください。samuraisan9001.hatenablog.com

 

今回は2023年5月17日に発売された、チェアリングがテーマの小説『ロールキャベツ』を紹介します。

 

海沿いの街に住む大学生5人がチェアリング部を結成、それがいつしか彼らの夢へと繋がっていく青春小説。

スポーツなどとは少し違う、脱力しながらゆっくりと深く潜り込んでいくように自分や周囲の人と向き合う、チェアリングならではの魅力が描かれています。

 

 

『ロールキャベツ』のあらすじ

地方大学の2年生の夏川誠はやりたいことも得意なこともない、どこにでもいるありふれた大学生。

ある日、偶然出会った同じ大学に通う女子と出会い「チェアリング部」を結成することとなる。

 

チェアリング部の部員は同じ大学に通う個性豊かな男女5人。

■夏川誠 夢も特技もない、就活に迷う大学生

■王丸玲奈 ミュージシャンになりたい彼女にはある秘密と過去が・・・

■上村風香 料理上手で農家レストランの経営が夢

■長沢智也 いつもPCが手放せない投資家、かなりの変人

■奈良京太郎 コーヒーマニアで喫茶店のオーナーを目指す

 

そして、チェアリング部での活動が一つの夢へと繋がるきっかけとなる。

 

 

『ロールキャベツ』の感想

大学生ならではの、社会人への焦燥感がある中での自分との向き合い方に、チェアリングを組み合わせるというのはとてもおもしろい設定だと感じました。

 

定番のボーイミーツガールにチェアリングとビジネスという要素が合わさって、独自の青春物語となっています。

 

特に派手なことをする訳ではなく、校舎の屋上や岬など、身近な景色を楽しみながら徐々に「自分」や「周りとの関係」を深掘りしていく姿には憧れのようなものを感じました。

スポーツなどとはまた少し違う、ゆったりとしたペースで自分と向き合う手段を持つには、大学生というタイミングはもしかしたら最良なのかもしれません。

 

私は30近くの会社員という立場でチェアリングに出会いましたが、この本を読んでいる、もう少し早くチェアリングに出会いたかったと感じてしまいます。

 

ちなみに『ロールキャベツ』に出てくるチェアリング部は架空のものではなく、チェアリングサークルがある大学は実際にあり、キャンパス内など身近な場所に椅子を広げている大学生さんもいます。

まだ少しぎこちなく聞こえてしまう「チェアリング部」という響きも、数年後には違和感なく聞こえるようになるかもしれませんね。

 

 

チェアリングをテーマにした小説『ロールキャベツ』はどこまでもまっすぐな青春物語です。

しかし、ありふれた景色や誰もが経験しそうなことを、少しだけ非日常的なものに変えられるきっかけがチェアリングなのかもしれません。

今この時代に、この物語が書かれたことに深い意義を感じます。

 

『ロールキャベツ』の登場人物の目を通して、チェアリングの魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

 

 

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