※この記事は大晦日の夜に自宅でチェアリングをしながら書いたものです
チェアリングとは、愛用の折りたたみイスを公園等に設営し、飲食や読書、会話等を自然の中で楽しむこと
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2020年12月31日、
コロナは縮小する気配を見せず、早くも年の瀬、東京で一日1300人もの新規感染者が確認された。
年末の休みに入ってからというものコロナ対策一途、暫く日の光をしっかり浴びていないので、箱からマスクを取り出し、しっかりと鼻まで被せて外へ。
こんな世の中なので、なるべく人のいないエリアで今年最後のチェアリングをするために荒川へ向かう。
今日は最高気温が8度、本当にチェアリングしても大丈夫か不安な気温だ。
サーモスのタンブラーで持参した温かいコーヒーを飲めば、不安を抱えながらも、人もまばらな荒川へ。
風は強く冷たいが、空はどこまでも青く、絵に書いたように澄み切った晴天。
向かうは旧岩渕水門の先の『荒川赤水門緑地』
以前ここにチェアリングに来た時は、ピクニックをしている先客がいたので、今回はリベンジ。
今日は大晦日で風も強いこともあってがらがらだ。
ここは荒川の出島、島の先端の1番眺めが良い場所に来た。
彼女が折りたたみイスを一人で設営出来るようになった、いつの間にだか一人前、嬉しい。
日陰はやはり体感温度が低く、寒さが厳しいが、日向は十分に暖かい。
最高気温8度でも快適にチェアリングが出来そうだ。
家から持参したコーヒーと紅茶で乾杯、ゆっくり体を温める。
奥に観える岩淵水門には『がんばろう日本』の言葉が掲げられていた、コロナの厳しさを改めて思い出させる。
大晦日の空は見える限り青く、流行り病も嘘のような世界。
空は青色、蒼色、碧色。
晴天はこんなにも複雑な色合いだっただろうか、
最近はチェアリングを通してでしかこんなにもゆっくり空を見れることはない。
荒川の水は穏やかに、波の音をちゃんぷ、ちゃんぷ、と一定のリズムで鳴らしている。
空気は澄んでいて、肺に冷たい空気がスッと入り込む。
コロナとの闘いは長く険しい、先も見えない、この休みが終わればいつもの通勤がまた始まるのだろう。
それでも、こんな風に、人のいない場所をこそこそと探してチェアリングをすることで、この世界と上手く付き合っていくのが私なりの最良のやり方なのだ。
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チェアリングをする際にはなるべく人の邪魔にならない場所で楽しんでください。
景色が良いからっておおっぴらに陣取りをして誰かの不満をつくっちゃいけません。
他の人に迷惑が掛からないように配慮された設営こそ楽しいチェアリングの第一歩です。
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