※この記事はベランダでチェアリングをしながら書いたものです
『チェアリング』
愛用の折りたたみイスを公園等に設営し、飲食や読書、会話等を自然の中で楽しむこと
金曜日に有給を取って、高校からの親友と二人で朝からチェアリングをしてきた。
親友が彼女との別れを経て、新たな経験を積んで自分を変えたいというのでチェアリングを勧めてみたのが始まりだ。
(30を超えての別れ話は人を変えてしまうが、悪いことばかりじゃあございません)
場所は越生、池袋からおおよそ1時間で行ける埼玉の山の手だ。
越生には昔から良く釣りに行っていたので、チェアリングをするにうってつけのポイントがあることは知っていた。
使い古したリュックに3,000円の折りたたみイスだけをしまい込み準備完了。
私はチェアリングの際は荷物が少ないほうが好きなので、いつも持ち歩くのはイスと水筒だけだ。
今日は朝10時に池袋に集合。
チェアリングしながら食べる朝ごはんを買い出しに東口にある西武デパートの地下へ向かう。
大学生の頃からお世話になってるリトルシェフへ!
ここは種類が豊富で値段もピンキリなので何かしら気に入るものが必ず見つかるのでオススメ。
焼き鳥弁当1,000円と天丼600円で悩んだが、(賞与を減らされたので)安いに越したことはないので天丼を購入。
急ぎ駅の反対側にある東上線のホームに向かう。
平日なので下り電車はがらがらのがら、混雑の上り電車を横目に滑り込む下り電車は快適そのもの!
本当に毎日こうありたい・・・
東武東上線で坂戸まで45分、そこから越生線へ乗り換えて越生まで15分ほど。
土日であれば山に向かう人も多いが、平日はちらほらと学生がいる程度で快適。
お腹もそろそろぺこの限界なので窓の外の景色に想いを馳せる暇もない。
越生に着く頃には殆ど人はおらず、降りているのは10数名ほどか。
駅から15分ほど山に向かえば「世界無名戦士の墓」がある。
中々急な坂道を行くことになるが、眺めが素晴らしく、駅から近いのでお気に入りのポイントだ。
30歳になりたての体には15分ほどの山登りがなんともちょうど良い。
紅葉のシーズンには若干早かったが、少し冷たい秋風が心地よく山登りには最適だ。
まぁまぁキツイ坂を15分かけて登りきるとなんともチェアリングにぴったりの平地を確認。
朝ごはんを食べるために早速チェアリングの準備を始める。
リュックからイスを取り出し30秒ほどで組み立て完了、チェアリングはこの手軽さが良い。
金曜日の11時30分、平日だと思うとより一層田舎の空気が美味い。
相方はイスの組み立てが初めてなので手間取っているようだ、最後は力なので気合で頑張りましょう。
さぁさぁイスが組み上がったら、リトルシェフで購入した200円のお高いペットボトルの紅茶で乾杯!
のんびり空を見上げて食べる天丼はお値段以上の価値がある。
流れる白い雲の海、遠くに見える国道を走る車の列、越生の山々。
見える景色は等身大に美しく、すっと胸に入り込んでくる。
今日は気温15度、もう少し暖かければ良かったけれども、それでも気軽にチェアリング。
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チェアリングをする際にはなるべく人の邪魔にならない場所で楽しんでください。
景色が良いからっておおっぴらに陣取りをして誰かの不満をつくっちゃいけません。
他の人に迷惑が掛からないように配慮された設営こそ楽しいチェアリングの第一歩です。
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追記 2020年12月17日
本記事の写真が某番組に登場しました。
これを撮影した友人の喜んでいた笑顔を思い出すと、有給とって良かったなぁと思います。