『チェアリング』
愛用の折りたたみイスを公園等に設営し、飲食や読書、会話等を自然の中で楽しむこと
2020年11月最後の土曜日、晴天で東京の最高気温は18度。
以前住んでいた赤羽を流れる雄大な荒川沿いでのチェアリングへ。
今日は朝9時にゆっくり起きて支度を始める、お目当てのパン屋が10時オープンなので開店と同時に滑り込みたい。
場所は赤羽駅から徒歩10分、志茂平和通りにある「Lille far」
一度も入ったことがなかったが、近くに住む友人から、こじんまりとした良いお店だと聞いていた。
2種類のパンを購入して荒川へ向かう、ここからは目的地へは10分ほど。
目指すは旧岩淵水門、荒川沿いではマラソン大会が行われていて賑わっている。
荒川の向こう側は埼玉県川口市、何棟もの細長いマンション。
旧岩淵水門は荒川と隅田川を仕切っており、それぞれの川への分岐点となる。
現在は使用されてはいないが、釣り人や子供連れの人で休みの日は賑わっている。
雲一つない青空に赤の水門が映えて脳に栄養を与えてくれる。
石橋を渡った先は荒川に浮かぶ半島となっているので、景色は最高だ。
目当ての場所には既にピクニックの人たちがいたため、ここは断念。
なるべく静かに過ごせる場所で設営をしたい。
ここから新岩淵水門を抜けて、荒川沿いに下流へ流れる。
かなり風が強いが、草木の揺れる音と暖かい陽射しが魂に息吹を吹き込んでくれる。
遠くにはスカイツリー。
おおよそ2kmほど歩くと開けた原っぱに到着、風が強いので、木の近くに設営をする。
風の強い日のチェアリングは大木とサイドポケットのあるイスが心強い。
まずは先程買ったパンの袋を開ける、もう11時で朝ごはんには少し遅いが、沢山歩いたのでお腹はペコペコ。
焼きそばパンとドーナツをコーヒーで流し込む、土曜の朝はこうでないと。
ドーナツはチョコレートが大好き、甘いものをしっかり食べてる感が強くて良い。
しばらくコーヒーブレイク、家で淹れてきた熱々のインスタントコーヒーが最高だ。
何事も安いに越したことはない、500mlあれば1時間ゆっくりと過ごせる。
風が強いが、木のおかげでここだけは安心できる、その上葉音がリラックスさせてくれる。
昔から葉の揺れる音が大好きで、死ぬときはこの音を聞きながら死にたいとすら本気で思う。
景色を脳裏にしっかり焼き付けたら、次は読書。
漫画や小説は全てのアマゾンで電子書籍で購入しているので、スマホ一つあれば持ち運びする必要がなく楽ちん。
400冊ほどは所有しているので、飛行機も電車もチェアリングもいつでも読書を楽しめる。
今日のチェアリングには福本先生の「無頼伝 涯」を。
ゆっくりとコーヒーを飲みながら、緊張感のある作品を読むギャップが好きだ。
「オレはオレに依って生きて行きたいだけなのに・・・・・・!」
アマゾンのプライムリーディングで1巻を見ることが出来るので、福本先生の作品(カイジ、アカギ)が好きな人には是非おすすめしたい。
1時間ほどゆっくりと読書をすると風も少し弱まってきた。
12時になるだろうか、後1時間ほどはゆっくりしていきたい。
そろそろ作業を始めなければ、はてなブログのアプリを開き、これまでの時間を思い出し描写する、
「2020年11月最後の土曜日〜」
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チェアリングをする際にはなるべく人の邪魔にならない場所で楽しんでください。
景色が良いからっておおっぴらに陣取りをして誰かの不満をつくっちゃいけません。
他の人に迷惑が掛からないように配慮された設営こそ楽しいチェアリングの第一歩です。
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